英語は音読!

英語は音読!

なぜ「英語は音読か」についてまとめました。

(参考書)

英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本 

音読をしろ!

英語ができるようになりたければ、音読をしましょう!

 

(ゴチャゴチャいわずに)黙って音読をしろ!

 

というのは形容矛盾のようですが、

だまされたと思って、英語を学習している時に意識的に音読を

するだけでも中長期的には効果が出てくるはずです。

 

そのうち、無意識に音読するようになれば、意志の力に頼らずに

効果的な英語学習をしている事になり、グングンと力がついて

いくでしょう。

 

最も効果があるのは、「英会話→音読」ですが、それ以外の

諸能力、例えば長い英文理解といったスキルにも、少なからず

効果はあると思います。

 

理屈を説明されないのに動けるか!

 

ですか?

 

ごもっともですね。

 

もちろん、英語の勉強に音読が効果的なのは理由があります。

 

以下で、ある程度科学的(誰にとっても同じような結果と

なる)に明らかになっている、英語の音読学習について説明

します。

 

なるべくシンプルに説明します。

なぜ英語は音読か?

もちろん効果があるからです!

 

なぜ効果があるのか?

やや抽象的にいえば、

 

受身の知識を能動的な知識(肉体言語)にしていく

ためには、

 

脳が「理解」した事を

(能動的に)「使って」いく

 

事が大事だからです。

(関連記事)

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少し難しい言葉を使うと、大脳の中の言語中枢は大きく

二つ(ヴェルニッケ中枢とブローカ中枢)に分かれていて、

それぞれ、

 

「受身的理解;ヴェルニッケ中枢」

「能動的使用;ブローカ中枢」

 

を担当しているとされています。

そして、言語能力を意識的に発達させていくには、

 

この二つの中枢を相互に連携 (interaction)

 

させる事が極めて重要です。

 

受身的に仕入れた情報・知識を、能動的に使っていく事で、

真の意味で自分のものになっていくわけです。

 

この言語習得プロセスは、母語の場合は無意識に働くと

言われています。実際、先天的な障害でもなければ、ほぼ

全ての人は母語をスムーズに習得しますよね?

 

しかし、母語以外の言語を新たに習得しようと思ったら、やはり

最初は意識的にこのプロセスを実行せざるをえません。

 

つまり、音読です

 

そして、一度、能動的な知識となったことは、なかなか忘れる

ものではありません。

どんなレベルの英語を音読すればいいのか?

英語(外国語)習得に音読が大事なのは分かったけど、どんな

ものを音読すればいいんだよ?

 

ですか?

それは、個々人によって違うとは思いますが、基本的には、

 

自分が学習しているテキスト

 

なら何でもいいと思います。

 

少し具体的に言うと、おそらくほとんどの「音読ビギナー」に

とっては、例えば、「中学校の教科書」で十分です。

 

これは実はかなりいいテキストです。

 

一般的に、日常会話であれば、単語数は1000もあれば十分

だと言われます。そして、中学3年までで習う語彙数がだいたい

1000語と言われます。

 

それこそ、その1000語が音読によって、真に自分の能動的な

知識になっていれば、おそらく世界中どこに行っても、(相手が

英語話者であれば)英語で困るということはないでしょう。

 

でも、実際には、多くの日本人が英会話が苦手です。その理由は、

上記の用語を使うなら、受身的理解はできていても、能動的使用

ができないからです。

 

常日頃から、

英語を音読する

のが一番の近道です。

 

以下、非常に良いと思える参考書です。

英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本