
英検がある種の「ザル試験」(簡単な対策で、そこまでの能力がなくても
受かってしまう)である事は意外と知られていません。
英検が(他の同じ位の知名度の試験に比べて)「ザル試験」というのはある程度事実に近くて、「対策」を間違えなければ、(思われている英語力以下でも)結構「受かってしまう」事がある。
まあ、極端に言うと、過去問の知らない単語のみを覚えていくだけでも受かるよ。知らない人はやってないだけ。 https://t.co/9XY564IHfy— 塾なしで英語を学習する (@bunponeEnglish) October 16, 2025
英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由
★英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由★
① 英検は合格ラインが意外と低い
② 英検はスピーキング(面接)の評価が甘め
③英検は 問題のパターンが決まっている
④ リーディングとリスニングで稼げば、スピーキングが苦手でも何とかなる
⑤ 「英検の合格」と実際の英語運用力とはズレがある
⑥ 英検は採点が総合評価(部分点あり)
① 英検は合格ラインが意外と低い
英検は「満点を取る試験」ではなく、「6〜7割正解で合格」できる設計
これはよく知られていますが、英検が簡単な対策で、そこまでの英語力が
なくても受かってしまう試験(ザル試験)である事の、重要なポイントです。
たとえば英検2級では、総合スコアで約60〜65%を取れば合格になるケースが
多いです。
つまり、
語彙や文法が完璧でなくても、得意な分野で得点できれば通過できる事がとても多い
のです。
リーディング、リスニング、どちらかが8割―9割取れるくらい得意だと
それだけで「受かってしまいます」。
帰国子女の子なんかは、リスニングでほぼ満点とかよくありますね。
② 英検はスピーキング(面接)の評価が甘め
「内容の正確さ」よりも「コミュニケーションできるか」
次は、英検3級、準2級、2級の場合、スピーキングの評価が甘めという点です。
面接では「内容の正確さ」よりも「コミュニケーションできるか」が重視され
る傾向があります。
多少の文法ミスや使う単語の間違いがあっても、質問に反応して前向きに話せば
高評価になりやすいです。
英検の面接官も「落とす」より「通す」方向で評価する傾向があります。
英語力というより、積極的なコミュニケーション力の方が重要かもしれません。
もちろん、まったく英語ができなくていいわけではないです。
ただし、「聞かれたことに対して、簡単でも良いので、ハッキリとした声で、
前向きに答える」事ができれば、英検の面接(スピーキング)は通過しやすいです。
③英検は 問題のパターンが決まっている
英検は過去問対策が極めて有効
英検が簡単な対策で、そこまでの英語力が
なくても受かってしまう試験(ザル試験)である事の次のポイントは、
★英検は問題のパターンが決まっている★
ことです。
英検は出題形式がほとんど変わりません。
ですから、過去問を何度も解くと、「問題のパターン」や「その級で出る語い」
がよく分かります。
一言で言うと、
英検は極めて対策がしやすいテスト
だといえます。
それでいて、合格点は6割以上くらいですから、短時間でも合格点に
たどりつきやすいです。
また、使われている単語が「その級に合わせたもの」になっているので、
過去問対策をする際に、「分からない単語」を集中して覚えていくだけで
かなりの効果を発揮します。
この勉強法は英検の対策として非常に効率的です。
④ リーディングとリスニングで稼げば、スピーキングが苦手でも何とかなる
リーディングとリスニングのどちらかがかなりできれば、合格率もさらに上がる
例えば、英検2級であれば、以下のような配点です。
技能 | 満点(CSEスコア) | 割合 |
リーディング | 750点 | 約33.3% |
リスニング | 750点 | 約33.3% |
スピーキング | 750点 | 約33.3% |
合計 | 2250点 | 100% |
スピーキングは2次試験の面接です。
1次試験はリーディングとリスニングですから、そこを6割取れるようにして
しまえば、あとは何とかなるという部分がかなりあります。
しかも、全体で6割で良いので、リーディングとリスニングのどちらかが
かなりできれば、合格率もさらに上がります。
なお、CSEスコアでの合格基準はおおむね 1520点前後(年度により若干変動)です。
言ってしまえば、英文を「読む練習」(特に英検のそれぞれの級に合わせた)を
中心にすれば、実際の英会話力が低くても合格ラインに届きやすいのです。
⑤ 「英検の合格」と実際の英語運用力とはズレがある
英検は「試験としての英語力」を測るもの
これは多くの人が納得してもらえると思いますが、
「英検2級の人が、では、ネイティブと普通に会話できるか?」
と言われると、かなり怪しいというのが実情でしょう。
英検は「試験としての英語力」を測るもので、日常会話や英作文での瞬発力ま
では測りきれません。だからこそ、対策次第で受かりやすいのです。
⑥ 英検は採点が総合評価(部分点あり)
部分点をかき集めろ
簡単に言うと、英検は部分点を集めやすい試験です。
例えば、中学受験の国語や算数などでは、一問の配点が6点の問題が
あったとして、国語の選択肢や(算数の)答えを間違えれば、正解ギリギリまで
来ていたとしても「0点」になりますが、英検は部分点がある事が多いです。
具体的には、英作文や面接です。
この二つに関しては、多少英語の内容に問題(ミス)があっても、伝わればOK
という採点方式です。結果として0点になる事が少ないです。
まとめ
英検の級 | 「受かってしまう」理由 |
3級 | パターンが簡単。リーディングメイン。 |
準2級 | 採点が甘め。過去問対策がとても有効 |
2級 | 合格ラインが低い。面接が甘め。「受験力」でいける |
★英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由★
① 英検は合格ラインが意外と低い
② 英検はスピーキング(面接)の評価が甘め
③英検は 問題のパターンが決まっている
④ リーディングとリスニングで稼げば、スピーキングが苦手でも何とかなる
⑤ 「英検の合格」と実際の英語運用力とはズレがある
⑥ 英検は採点が総合評価(部分点あり)