英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由

英検がある種の「ザル試験」(簡単な対策で、そこまでの能力がなくても

受かってしまう)である事は意外と知られていません

英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由

★英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由★

① 英検は合格ラインが意外と低い

② 英検はスピーキング(面接)の評価が甘め

③英検は 問題のパターンが決まっている

④ リーディングとリスニングで稼げば、スピーキングが苦手でも何とかなる

⑤ 「英検の合格」と実際の英語運用力とはズレがある

⑥ 英検は採点が総合評価(部分点あり)

 

① 英検は合格ラインが意外と低い

英検は「満点を取る試験」ではなく、「6〜7割正解で合格」できる設計

これはよく知られていますが、英検が簡単な対策で、そこまでの英語力が

なくても受かってしまう試験(ザル試験)である事の、重要なポイントです。

 

たとえば英検2級では、総合スコアで約60〜65%を取れば合格になるケースが

多いです。

つまり、

語彙や文法が完璧でなくても、得意な分野で得点できれば通過できる事がとても多い

のです。

リーディング、リスニング、どちらかが8割―9割取れるくらい得意だと

それだけで「受かってしまいます」。

帰国子女の子なんかは、リスニングでほぼ満点とかよくありますね。

 

② 英検はスピーキング(面接)の評価が甘め

「内容の正確さ」よりも「コミュニケーションできるか」

次は、英検3級、準2級、2級の場合、スピーキングの評価が甘めという点です。

面接では「内容の正確さ」よりも「コミュニケーションできるか」が重視され

る傾向があります。

多少の文法ミスや使う単語の間違いがあっても、質問に反応して前向きに話せば

高評価になりやすいです。

英検の面接官も「落とす」より「通す」方向で評価する傾向があります

英語力というより、積極的なコミュニケーション力の方が重要かもしれません。

 

もちろん、まったく英語ができなくていいわけではないです。

ただし、「聞かれたことに対して、簡単でも良いので、ハッキリとした声で、

前向きに答える」事ができれば、英検の面接(スピーキング)は通過しやすいです。

 

③英検は 問題のパターンが決まっている

英検は過去問対策が極めて有効

英検が簡単な対策で、そこまでの英語力が

なくても受かってしまう試験(ザル試験)である事の次のポイントは、

 

★英検は問題のパターンが決まっている★

 

ことです。

 

英検は出題形式がほとんど変わりません。

ですから、過去問を何度も解くと、「問題のパターン」や「その級で出る語い」

がよく分かります。

一言で言うと、

英検は極めて対策がしやすいテスト

だといえます。

それでいて、合格点は6割以上くらいですから、短時間でも合格点に

たどりつきやすいです。

 

また、使われている単語が「その級に合わせたもの」になっているので、

過去問対策をする際に、「分からない単語」を集中して覚えていくだけで

かなりの効果を発揮します。

この勉強法は英検の対策として非常に効率的です。

 

④ リーディングとリスニングで稼げば、スピーキングが苦手でも何とかなる

リーディングとリスニングのどちらかがかなりできれば、合格率もさらに上がる

例えば、英検2級であれば、以下のような配点です。

技能 満点(CSEスコア) 割合
リーディング 750点 約33.3%
リスニング 750点 約33.3%
スピーキング 750点 約33.3%
合計 2250点 100%

 

スピーキングは2次試験の面接です。

1次試験はリーディングとリスニングですから、そこを6割取れるようにして

しまえば、あとは何とかなるという部分がかなりあります。

しかも、全体で6割で良いので、リーディングとリスニングのどちらかが

かなりできれば、合格率もさらに上がります。

 

なお、CSEスコアでの合格基準はおおむね 1520点前後(年度により若干変動)です。

言ってしまえば、英文を「読む練習」(特に英検のそれぞれの級に合わせた)を

中心にすれば、実際の英会話力が低くても合格ラインに届きやすいのです。

 

⑤ 「英検の合格」と実際の英語運用力とはズレがある

英検は「試験としての英語力」を測るもの

これは多くの人が納得してもらえると思いますが、

「英検2級の人が、では、ネイティブと普通に会話できるか?」

と言われると、かなり怪しいというのが実情でしょう。

 

英検は「試験としての英語力」を測るもので、日常会話や英作文での瞬発力

では測りきれません。だからこそ、対策次第で受かりやすいのです。

 

⑥ 英検は採点が総合評価(部分点あり)

部分点をかき集めろ

簡単に言うと、英検は部分点を集めやすい試験です。

 

例えば、中学受験の国語や算数などでは、一問の配点が6点の問題が

あったとして、国語の選択肢や(算数の)答えを間違えれば、正解ギリギリまで

来ていたとしても「0点」になりますが、英検は部分点がある事が多いです。

 

具体的には、英作文や面接です。

この二つに関しては、多少英語の内容に問題(ミス)があっても、伝わればOK

という採点方式です。結果として0点になる事が少ないです。

 

まとめ

英検の級 「受かってしまう」理由
3級 パターンが簡単。リーディングメイン。
準2級 採点が甘め。過去問対策がとても有効
2級 合格ラインが低い。面接が甘め。「受験力」でいける

 

★英検の3級・準2級・2級が「ザル試験」(簡単・受かってしまう)である6つの理由★

① 英検は合格ラインが意外と低い

② 英検はスピーキング(面接)の評価が甘め

③英検は 問題のパターンが決まっている

④ リーディングとリスニングで稼げば、スピーキングが苦手でも何とかなる

⑤ 「英検の合格」と実際の英語運用力とはズレがある

⑥ 英検は採点が総合評価(部分点あり)