総合型選抜は経験を「編集」(自己プロデュース力)する入試!3つのポイントとは?―英語を塾なしで勉強するブログ+総合型選抜(大学推薦入試)

【総合型選抜とは、経験を“編集”する入試】

という戦略を持つことが大事です。

総合型選抜は経験を「編集」(自己プロデュース力)する事がキモ

 【総合型選抜は経験を「編集」(自己プロデュース力)する入試!3つのポイントとは?】

1 総合型選抜=自己プロデュース力 という意識

2 総合型選抜での合格には「編集者(プロデューサー)」が必須 という認識

3 自分の経験・実績を一貫したストーリーとして語る

 

総合型選抜=自己プロデュース力

総合型選抜・学校推薦型選抜、いわゆる「推薦入試」で本当に問われているのは、

単なる学力だけではありません。もちろん評定平均や英検などは前提として必要ですが、

それ以上に重要なのは、「自分をどう見せるか」という自己プロデュース力です。

一般選抜では、基本的には試験の点数のみで勝負が決まります。

数学なら数学、英語なら英語の得点が高い人が合格します。

しかし、総合型選抜や学校推薦型選抜などの「推薦入試」では、

「なぜこの大学・学部で学びたいのか」

「どんな活動をしてきたのか」

「将来何をしたいのか」

といった事を文章や面接で伝えなければなりません。

つまり、自分自身を一つの“作品”として編集し、相手に魅力的に提示する

能力が求められるわけです。自己プロデュース力ですね。

総合型選抜での合格には「編集者(プロデューサー)」が必須

ここで重要になるのが、「編集者的な立場」の存在です。

プロの作家や漫画家に編集者がついているように、あるいは芸能人に

優秀なマネージャーやプロデューサーがついているように、「演者」

のみで何か大きなことをするのは基本的に合理的ではありません。

例えば(古い話ですが)ビートルズにはブライアン・エプスタイン(Brian Epstein)

という有名なマネージャーがいました。田舎町の不良たちを「プロデュース」し、

世界的なバンドに仕立て上げました。エプスタインが1967年に32歳で死去した後、

ビートルズはまとめる人がいなくなり、ビートルズの伝記などでは「エプスタイン

の死が、ビートルズ崩壊の始まりだった」としばしば語られます。実務以上に、

メンバーの個性のバランスを取れる人がいなくなってしまったのが大きかったよう

ですね。

何が言いたいのか?

人に何かを見せる場合、編集者・プロデューサー的な存在が極めて重要という事です。

そして、それは、演者である高校生だけではかなり難しい、ほぼ不可能という事です。

多くの家庭では、その「編集者」を保護者(両親)がやるか、「総合型選抜の塾」に

丸投げするという形を取るでしょう。

ただし、プロの編集者として言わせて頂くと、素人や自分が経験しただけの大学生

などには、「まともな編集」はほぼ無理です。ましてや、集団塾で個々の高校生の

プロデュースなど滑稽ですらあります。

必要な情報を集め、自分の経験・実績をもとに、相手(大学、学部、教授)に

興味を持たせ、学部のAOとマッチングを適性に行い、最適に見せる、基本の基本

だけでも、これらを正確にやらないといけません。

合格させる(他の高校生と差をつける)という意味では素人には無理です。

そういった意味で、

総合型選抜での合格には「編集者(プロデューサー)」が必須

といえます。

総合型選抜は経験を「編集」(自己プロデュース力)する事がキモ

多くの高校生は、自分の経験・実績を客観的に整理するのが苦手です。

例えば、生徒会活動、部活、ボランティア、探究活動などをしていても、

それが大学(学部)側にどう評価されるかを理解していないことが多いです。

ただ「頑張りました」と言うだけでは、総合型選抜の推薦では弱いです。埋も

れて終わりです。

しかし、編集者的な視点を持つ人は違います。

「その経験の中で、どんな課題を見つけたの?」

「なぜそれをやろうと思ったの?」

「その経験は将来の学びとどうつながるの?」

「他の受験生との差別化ポイントはどこ?」

こうした問いを通して、本人の経験を“物語”として再構成していく所からスタートです。

総合型選抜などの推薦入試では、実績そのものより、

「その実績・経験をどう意味づけるか」が極めて重要になります。

例えば、同じボランティア活動をしていても、

「参加しました」

で終わる人と、

「地域の高齢化問題に関心を持ち、世代間交流の必要性を感じた経験から、

社会福祉を学びたいと思うようになった」

と語れる人では、大学・学部側の受け取り方は大きく違います。

つまり、推薦入試とは、経験・実績を“編集”する入試でもあるわけです

実際、難関大学の総合型選抜では、「何をやったか」だけではほとんど戦えません。

全国大会レベルの実績がなくても合格する人はいる一方、派手な経歴があっても

落ちる人は珍しくありません。

その差を分けるのが、

「自分の経験・実績を一貫したストーリーとして語れるか」

なのです。

だから近年、推薦対策では「伴走者」の重要性が高まっています。

学校の先生、塾講師、編集者、ライター、大学受験コンサルなど、立場は様々

ですが、共通しているのは「本人の魅力を引き出し、整理し、伝わる形にする」

役割です。

これは芸能界やビジネスの世界にも近いです。

才能のある人が必ず成功するわけではなく、その人の価値を社会に伝える

プロデューサーや編集者が重要になります。

総合型選抜などの推薦入試も同じで、受験生本人だけで完結するというより、

「どう見せるか」を支える存在が結果を左右するケースが増えています。

総合型選抜などの推薦入試は“早い者勝ち”

さらに言えば、総合型選抜などの推薦入試は“早い者勝ち”の側面もあります。

高校3年になってから急に志望理由書を書こうとしても、深い内容にはなりにくい。

高1・高2の頃から、自分が何に興味を持ち、どんな活動をし、それをどう言語化

するかを積み上げてきた人の方が圧倒的に強い。

その意味で、総合型選抜などの推薦に強い人とは、「優秀な人」というより、

「自分を理解し、他人に伝わる形に編集できる人」だと言えます。

そして、その編集作業を支える第三者―つまり編集者的な存在―が、今後ますます

重要になっていくわけです(すでになっています)。

まとめ

総合型選抜などの推薦入試は、「ありのままの自分」を見てもらう試験ではありません。

むしろ、自分の経験や関心を整理し、意味づけし、相手に届く形で提示する試験です。

だからこそ必要なのは、単なる受験テクニックではなく、「自己プロデュース力」なのです。