英語の2大文型;②A→B文
英語の文章は、大きく2種類に分けられます。
という話を別の記事でしました。
A=B 型
と
A→B 型
です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1 A=B
●●●(S主語)はorが×××である
I am a student. 私=学生
2 A→B
●●●(S主語)はorが×××(を~~)する
I read a book. 私→読む(本を)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という話でしたね?
(A=B型についてはこちらをどうぞ)
この記事では、そのうちの一つ
A→B文
についてまとめます。
A→B文
AはBを~~する
(Aは~~するBを)
例文)
I read a book. 私は→読む(本を)
A → B
これだけです。どんなに複雑な英文であっても、
A=BかA→Bの変形でしかありません。
このA→B文が英語では最も割合が多いと思われます。
全体の70%くらいはこのA→B文だと言っていいでしょう。
繰り返しますが、どんなに複雑な英文であっても、
A=BかA→Bの変形でしかありません。
ただし、そこにA=B,A→B以外の「付属品」部分が
ゴチャっとくっついていたりするので、よく分からな
くなるわけです。
その辺りをどうすれば良いかは、下記記事に詳細があります。
上記記事のまとめを引用すると、英文理解の順番は、
1 その文章の動詞V(Verb)を探す
2 (必ずVよりも前にある)主語S(Subject)を探す
3 それ以外はすべて付属品
4 前から訳す
以上、終わり!でも良いかと思うくらい大事なことです。
とはいえ、少し飛ばしすぎましたかね。
以下、A→B文の解説です。
(A主語)(→動詞→)(B目的語等)
A→B文を少しだけ文法用語を使って解説をすると、
I read a book.
I (A) read (→) a book(B)
A→B文の「A」 は主語です。
I 私は
~A~は、~A~が
にあたる部分です。
A→B文の「→」 は動詞です。
read 読む
A→B文の「B」 は目的語等です。
a book 本
AはBを~~する
(Aは~~するBを)
でしたね?
この文章の動詞Vである 「read 読む」 が向かう先、
まさに矢印→の先がBです。
a book つまり「本を」となります。
いくつか例文を見てみましょう。
例文)
I love you.
A(I) →(love) B(you)
AはBを~~する
(Aは~~するBを)
でしたね?
Aは?
I 私は
ですね?
→ はloveですね?
Bは youですね?
私は愛するあなたを
ですね?
例文)
We cleaned the car.
Aは?
We ですね?
→は
cleaned ですね?
私たちはクリーンしたわけですね?
何を?
何をがBですよね?
the car をですね?
私たちは洗った車を
ですね?
We cleaned the car.
私たちは車を洗った。
複雑な英文になっても、基本的な考え方はこのシンプルな
形からずれないはずです。
A→B文の訳し方
さて、このA→B文の訳し方ですが、
例えば、
I love you.
私はあなたを愛する。
この方が日本語としてもきれいですし、学校英語などでは
「後ろから訳すときれいになる」
と教わる事が多いかもしれません。
確かに、その通りな部分もあるのですが、このブログでは、
英語は前から訳せ
というのが基本になります。
理由はいくつかあるのですが、
1 複雑になればなるほど、後ろから訳すと分からなくなる
2 英語は語順の言語だから
3 受験等の場合は時間が大事なので、早く文意を取る必要があるから
といったあたりがポイントになります。
ですので、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
I love you
主語Aは(が) 動詞→する Bを
私は 愛する あなたを
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という感じで、
前から訳す習慣をつけることが大事です。
その際に大事なのは、もちろんその文章の主語と動詞を
見つけることです。
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前から訳して、文意を正確に汲み取った上で、必要が
あれば(例えば日本語として文章化する等)、丁寧に
訳しなおせば良いのではないでしょうか?
とにかく、
英語は前から訳せ
です。
A→B文 まとめ
AはBを~~する
(Aは~~するBを)
例文)
I read a book. 私は→読む(本を)
A → B
●A→B文の「A」 は主語です。
●A→B文の「→」 は動詞です。
●A→B文の「B」 は目的語等です。
(動詞である矢印→が目的とするのがBです)
●英語は前から訳せ
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