Fラン大学・ボーダーフリーはどこから？潰れる大学群は？5年後～10年後の大学はヤバイ！―総合型選抜（大学推薦入試）

5年後～10年後潰れる大学・Fラン化する大学は？先に結論を。

 

Fラン大学・ボーダーフリーはどこから？潰れる大学群は？5年後～10年後の大学はヤバイ！―総合型選抜（大学推薦入試）

5年～10年後にFラン大学・ボーダーフリーになる大学はどこから？

大学入試は戦国時代。これまで以上に二極化が進み、これからは

みんなが入りたいけど入りづらい少数の難関大学

と

誰でも入れるFラン大学・ボーダーフリー（BF）大学

の二層に分かれていく可能性が高いです。

では、どういった大学までがFラン大学・ボーダーフリー（BF）大学

になるのでしょうか？

そもそも私立大学の定員割れ（ボーダーフリー）は59.2％（2024年）

そもそも

私立大学で定員割れ（ボーダーフリー）している大学は

59.2％（2024年）

もあります。

Oh, boy!

いや、な、な、なんと西南戦争（1877年。語呂合わせね）。

実に6割の私立大学が既にFラン大学・ボーダーフリー（BF）大学です。

日本私立学校振興・共済事業団の調べでは、

2024年に598校の私立大学を調査し、354校が定員を満たしていなかった

そうです。

国公立大学が200校程度ありますので、全体の割合はもう少し下がりますが、

それでも私立大学の6割程度がすでにボーダーフリーになっています。

 

次に大学の数を確認しましょう。

 

そもそも大学数って？

年度（元号）	大学数（総数）	備考
1992年（平成4年）	約520校	1990年代の大学増設期の初期
2000年（平成12年）	約650校	2000年代前半にかけて増加が加速
2011年（平成23年）	約780校	増加ペースはやや緩やかになる
2023年（令和5年）	810校前後	過去最高水準を維持・更新

よく知られているように、大学進学者数が増えているので、少子化でも

大学の数は増えています。

時期	18歳人口	大学進学率	大学進学者数
1992年頃	約205万人	25.8%	約53万人
2000年	約164万人	40％	約65万人
2011年	約120万人	50％	約61万人
2023年	約111万人	57.7％	約62万人
2024年	約106万人	59.1％	約61万人

2024年度には大学進学率は上がっていますが、少子化もあり、

大学進学者数が減っています。

そして、今後、日本人の18歳人口の減少は確定しています…。

 

地方の私立大学がFラン大学・ボーダーフリー（BF）大学の巣窟

東京や大阪は私立大学は100数％の定員充足率があります。

一方で、

★地方の小規模大学ではFラン大学・ボーダーフリー（BF）大学

が極端に多くなっています★

 

つまり、すでに過疎化が進んでいる、地方の私立大学は、ある意味で、

5年後、10年後の都会の私立大学の姿でもあるわけです…。

 

また、人口動態は、未来予測が可能な数少ない分野でもあります。

 

2029年（5年後）・2034年（10年後）の数字はどうなる？

	2024年（実数）	2029年（予測）	2035年（予測）
18歳人口	約106万人	約104万人	約99万人
大学進学率	59.1％	60％程度か	62％程度か
大学入学者数	約62万人	約62万人	約60万人
2024年比の増減		プラマイゼロ程度	－1万人以上

大学進学率が上がるとすれば5年後はギリギリ持ちこたえるかもしれませんが、

10年後にはすでに18歳人口が100万人を割る可能性が高いです（移民等がなければ）。

 

これは、国公立大学に限らずヤバいですね…。

 

5年後～10年後潰れる大学・Fラン化する大学は？

大学群で考えてみました。

	5年後（2029年）	10年後（2034年）
首都圏国公立＋旧帝＋早慶上智	問題ない	問題ない
地方国公立大学（旧帝以外）	問題ないが、学部再編等は必要かも	危うい所も出てくるか…
MARCH＋関関同立	リスクは低い	危うい学部等は出てくるか…
日東駒専・産近甲龍	危うい：ここがBFになるかどうか…	危機的
それ未満	かなり危うい	かなり危うい
地方の小規模私立大学	危機的	危機的

 

 

まとめ

5年後～10年後潰れる大学・Fラン化する大学は？先に結論を。