第4文型S+V+O+Oは2つの目的語を取れる動詞を覚える ―5文型講義④

第4文型S+V+O+Oは2つの目的語を取れる動詞を覚える ―5文型講義④

第4文型S+V+O+Oは2つの目的語を取れる動詞を覚える

 

英語の基本はS(主語)+V(動詞);英文法講義1

英語の文型は大きく二つに分けられる;A=B or A→B;英文法講義2

の記事を先に読んでください。

 

第4文型S+V+O+Oは2つの目的語を取れる動詞を知る

第1文型 S+V

第2文型 S+V+C

第3文型 S+V+O

第4文型 S+V+O+O

第5文型 S+V+O+C

 

「SVOO 主語/ 動詞/ 目的語/ 目的語」

Mother bought me a book.  母が私に本を買ってくれた。

(頭の中では「母は買った→私に本を」の順番で前から訳す)

 

Mother(S)/ bought(V)/ me(O)/ a book (O).

 

SVOOの第4文型は、上記のように、

V(動詞)が2つの目的語(O)を取ります

 

この構文を見抜くポイントは、

 

2つの目的語を取る動詞Vを(ある程度)覚えてしまうこと

 

です。

 

具体的にSVOOのVになる動詞を覚える前に、SVOOの基本を

もう2点。

SVOOの基本パターンは「・・Oに~Oを(・・する)」

第4文型SVOOの意味的な基本パターンは、

 

「・・・Oに~~Oを(・・・する)」

 

です。

 

Mother bought me a book.  母が私に本を買ってくれた。

Mother(S)/ bought(V)/ me(O)/ a book (O).

 

O(・・・私)にO(~~本)を(買った)。

 

これが基本です。

 

もう一つ、二つの目的語部分にも基本パターンがあります。

第4文型SVOOのO+Oは人+物・事

「SVOO 主語/ 動詞/ 目的語/ 目的語」

 

SVOOのV(動詞)の後ろに来る目的語(O+O)は、

人+物・事

 

の順番になる事が多いです。

 

例文)

He gave me a picture. 彼は私に写真をくれた。

(頭の中では「彼はくれた→私に写真を」の順番で前から訳す)

He(S)/ gave/(V)/ me(O)/ a picture(O).

 

この文章では、OOはmeとa pictureですね?

 

me(人)+a picture (物) になっています。

 

この形が第4文型SVOOの基本です。

 

「人」部分の目的語を間接目的語

「物・事」部分の目的語を直接目的語

 

と言いますが、日本語の勉強になってしまいそうなので、

無理に覚える必要はないでしょう。

 

 

基本はその通りですが、例外もありますので、

OO=人+物・事

とガチガチに思わないでください。

 

例外としてよくあるのが、that節と言われるものです。

She told me that I was wrong. 彼女は私が間違っていると教えてくれた。

 

She(S)/ told(V)/ me(O)/ [that I was wrong](O).

二つの目的語を取れる動詞

上記したように、第4文型SVOO構文は、

 

2つの目的語を取る動詞Vを(ある程度)覚えてしまうこと

 

が理解の早道です。

 

これだけではないですが、以下の動詞はSVOO構文のVになる

事がよくあります。

 

ask, tell, teach, give, show, do, save______+O+O

buy, leave, cause, choose, send, offer_______+O+O

 

例文)

May I ask you a favor? お願いがあるのですが?

She bought me a watch. 彼女は僕に時計を買ってくれた。

He sent me a letter. 彼は僕に手紙を送った。

My mother left me an orange. 母は僕にオレンジを残してくれた。

第4文型SVOOと第5文型SVOCの違い

第5文型SVOCの記事にも書いていますが、最大のポイントは、

意味の上で、

 

O=C

 

かどうかです。

 

OとCの間をbe動詞でつなげることができるのが第5文型

です。それができないのは第4文型です。

 

ここは第4文型の記事なので、SVOOの例文で見てみましょう。

 

He(S)/ gave(V)/ me(O)/ a picture(O).

 

me=picture ではないですよね?

I am picture とも(この文脈では)言えません。

 

とするとこれはOCではないという事が分かります。

 

第5文型のSVOC構文だと、

 

They called me Taro. 彼らは僕をタロウと呼んだ。

They (S)/ called (V)/ me (O)/ Taro (C).

 

me=Taro

I am Taro

 

どちらも成立しますよね?

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第5文型SVOCの所で細かく説明していますが、

この、

 

意味の上でイコール関係が成立する+be動詞でつなげられる

 

という点は、英語の理解において、極めて大事な事です。

 

意味の上でイコールが成立するというのは、言い方を変えると、

 

意味の上でSV(主語+動詞)の関係がある

 

という事になります。

 

そして、それが大事な理由は、英語の二大原則の一つ、

 

英語の基本はS(主語)+V(動詞)

 

につながる話だからです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第4文型SVOOの話に戻すと、O+Oの部分には、

イコール関係(意味の上でのSV関係)はないという

事になります。

第4文型SVOOの例文

He gave me a picture. 彼は私に写真をくれた。

(頭の中では「彼はくれた→私に写真を」の順番で前から訳す)

He(S)/ gave/(V)/ me(O)/ a picture(O).

 

Mother bought me a book.  母が私に本を買ってくれた。

She told me that I was wrong. 彼女は私が間違っていると教えてくれた。

She(S)/ told(V)/ me(O)/ [that I was wrong](O).

 

May I ask you a favor? お願いがあるのですが?

She bought me a watch. 彼女は僕に時計を買ってくれた。

He sent me a letter. 彼は僕に手紙を送った。

My mother left me an orange. 母は僕にオレンジを残してくれた。

 

第4文型SVOO まとめ

SVOOの基本パターンは「・・・に~~を(・・・する)」

 

S+V+O+Oは2つの目的語を取れる動詞を知る

 

●SVOOのV(動詞)の後ろに来る目的語(O+O)は、人+物・事

(関連記事)

英語の基本はS(主語)+V(動詞):5文型講義1

第1文型S+Vは「M」が入るからややこしい

第2文型S+V+Cは「S=C」

第3文型S+V+OはA→B文の典型