英語は前から訳す!

英語がなかなか読めるようにならない、という人に、

★英語は前から訳す!★

というと、当初はポカンとしますが、実践してもらうと

「なるほど」

と思ってもらえる事がほとんどです。

英語は前から訳す!

1 前から訳す(読む)

2 S+Vを意識する(修飾語に注意)

3 S+Vの後を分けていく(その際に「ネクサス」に注意)

1 前から訳す(読む)

日本の学校における、英語教育では、きれいに丁寧に訳すために、

英文を後ろから訳させる事が多いです。

ですが、それは英語ができない原因の一つです。

前から書かれたものは前から訳すべきです。

後ろから日本語に直すときれいに訳せますが、

●試験などの場合は時間が足りません●

●英語は「語順」の言語なので前から訳すべきです●

(関連記事)

英語は「語順」の言語!

他にも理由はありますが、とにかく黙って、

英語は前から訳す

を実践してください。

He boiled the egg hard. 彼は卵を固くゆでた。

(頭の中では「彼はゆでた→卵を固く」の順番で前から訳す)

He(S)/ boiled(V)/ the egg(O)/ hard(C). the egg is hard がポイント

Mother bought me a book.  母が私に本を買ってくれた。

(頭の中では「母は買った→私に本を」の順番で前から訳す)

Mother(S)/ bought(V)/ me(O)/ a book (O).

He gave me a picture. 彼は私に写真をくれた。

(頭の中では「彼はくれた→私に写真を」の順番で前から訳す)

He(S)/ gave/(V)/ me(O)/ a picture(O).

 

2 S+Vを意識する(修飾語に注意)

(関連記事)

英語のエッセンスはこの3点!:S+V、語順、A=B or A→B

英語の基本はS(主語)+V(動詞);英文法講義1

上記を読んでください。以上!

と言いたいですが、念のため書きます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

英語の基本はS(主語)+V(動詞)

~~S~~ は ~~V~~する

~~S~~ が ~~V~~する

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これが全てと言っても良いかもしれません。

英語の基本はS(主語)+V(動詞)

これを頭で覚えて、実際に文章を読んでいく際に、そこに焦点を

当てて読み、それをひたすら繰り返す事で、体に染み付いていきます。

英語は、主語(S)を必ずはっきりとさせて、そこから

順番に文章を作っていくという特徴があります

英語は何らかの主語(S)を使わないと文になりづらいです

英作文でも英会話でも何でも同じです。

英語の基本はS(主語)+V(動詞)

 

これをもう少しだけ説明すると、

 

いわゆる「5文型」の中の骨格部分がS+Vです。

 

第1文型 S+V

第2文型 S+V+C

第3文型 S+V+O

第4文型 S+V+O+O

第5文型 S+V+O+C

 

この5つは確かに大事ですし、英語の5文型を完璧に習得すれば、

当然、複雑な英文でも、より正確に理解できるでしょう。

 

でも、大変じゃないですか?

というか、すべてを同じ重要度で覚えようとするのは、

少し無駄じゃないですか?

 

 

もう一度、「5文型」を見てみましょう。

 

第1文型 S+V

第2文型 S+V+C

第3文型 S+V+O

第4文型 S+V+O+O

第5文型 S+V+O+C

 

そうです、5つの文型全てに共通するのは、

 

S+V

 

です。

 

(多少乱暴ではありますが)S+Vの無い英文はほとんど

存在しません。もちろん例外はありますが、英語という言語の

基本は、

 

主語Sがあって、次に動詞Vがくる

 

これです。

 

極めて大事な事なので、もう一度言い方を変えて書きます。

 

英語という言語は、

 

1 主語Sがあって、次に動詞Vがくる

2 順番も、先にS主語、次にV動詞(英語は語順の言語)

 

です。

 

このシンプルな原則が、最も大事な英語の基本です。

(関連記事)

英語をもう一度初めからという方はこちら

3 S+Vの後を分けていく(その際に「ネクサス」に注意)

S+Vを把握したら、その後は、その後ろを「分けていく」作業です。

例文(ワイ作成)

If you are satisfied with what you can do with ease and

keep doing the same thing over and over again,

the skills you once acquired will gradually decline.

これを訳してみましょう。

分からない?

YouTube動画で解説します。自分の子供に、時間をかけずにしゃべっているので、

かなり「あっさり」していますが、基本はこれの繰り返しです。

その前に一点だけ、

意味上の【主語+述語動詞】関係

(~は(が)・・する/ ~は(が)・・である)

の事を英語で、nexus(ネクサス)と言います。

 

英語と言うのは一種のネクサス言語と理解して良いと

思います。

 

つまり、意識的に、「主語+述語動詞」の関係をそこかしこ

に作りながら、文章を作っていきます

そういう意味では、第5文型SVOCのO=C部分の

ネクサスは、英語の基礎としては頂上付近の理解かも

しれません。

 

この辺りがすんなりと分かってくると、複雑な英文も

意外とスラスラと読めてきます。

(関連記事)

第5文型S+V+O+CはOとCにネクサス―5文型講義⑤

英語読解のコツは「区切り方」:①(その文章の)SとVをさがす ②「修飾語」(M)をカッコに入れる

YouTube動画で解説

If you are satisfied with what you can do with ease and

keep doing the same thing over and over again,

the skills you once acquired will gradually decline.

↓    ↓

If /you /are satisfied /with what you can do /with ease /and

keep doing the same thing /over and over again,/

the skills /(you once acquired)/ will gradually decline.

この【斜線/】を英文に入れられるようになれば後は演習のみです。

繰り返し繰り返し、レベルを上げながら英文を読むだけです。

 

 

まとめ

1 前から訳す(読む)

2 S+Vを意識する(修飾語に注意)

3 S+Vの後を分けていく(その際に「ネクサス」に注意)

 

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英語のエッセンスはこの3点!:S+V、語順、A=B or A→B

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