2024年度・大学入試から、推薦入試(総合型選抜+学校推薦+指定校推薦)
が全入学者の50%を越えた事が話題です。
推薦入試(総合型選抜+学校推薦+指定校推薦)が50%を越えた!2024年度・大学入試!
| 2011年度 | 2024年度 | |
| 入学者総数 | 599407人(100%) | 613453人(100%) |
| 一般選抜(旧・一般入試) | 333722人(55.7%) | 291590人(47.5%) |
| 学校推薦型入試(指定校推薦を含む) | 210450人(35.1%) | 214549人(35%) |
| 総合型選抜(旧・AO入試) | 51895人(8.7%) | 98520人(16.1%) |
出典:文部科学省「令和6年度国公私立大学・入学者選抜実施状況の概要」他
まあ、簡単に言うと、
2024年度に推薦入試(総合型選抜と学校推薦型選抜)
での大学入学者数が一般選抜(一般入試)を越えた
という事です。

こちらのグラフはおそらく「指定校推薦」等をその他に振り分けていると
思われます。いずれにせよ、一般選抜が減り、総合型選抜が増えていると
いう大勢はゆるぎません。
そもそも、広い意味の推薦入試を実施している大学の数・割合は?
| 推薦入試を実施している大学(2024年度) | ||
| 大学全体 | 国公立大学 | 私立大学 |
| 85.6% | 79.3% | 93.4% |
出典:文部科学省「令和6年度国公私立大学・入学者選抜実施状況の概要」
そもそも、広い意味の推薦入試を実施している大学の数・割合は
というと、2024年度で上記の通りです。
私立ではほぼすべての大学、国公立大学でも8割近くがやっています。
国公立大学で「推薦」入試を行っていない(2026年度入試の時点)のは
東京藝術大学(芸大)や京都市立芸術大学などがあるようですが、
どちらも「芸大」で、ある意味、一般入試も総合型選抜的な要素があります
よね…。
私立大学では、有名どころは、すべて「推薦」入試を行っています。
2024年度の大学入試で推薦入試が過半数以上(一般選抜が半数割れ)が示すことは?
| 2011年度 | 2024年度 | |
| 入学者総数 | 599407人(100%) | 613453人(100%) |
| 一般選抜(旧・一般入試) | 333722人(55.7%) | 291590人(47.5%) |
| 学校推薦型入試(指定校推薦を含む) | 210450人(35.1%) | 214549人(35%) |
| 総合型選抜(旧・AO入試) | 51895人(8.7%) | 98520人(16.1%) |
| 推薦入試を実施している大学(2024年度) | ||
| 大学全体 | 国公立大学 | 私立大学 |
| 85.6% | 79.3% | 93.4% |
2024年度の大学入試で推薦入試が過半数以上(一般選抜が半数割れ)が示すことは?
★総合型選抜(旧AO入試)が急激に増えた★
★学校型選抜は(実は)それほど変わっていない★
2010年から2026年入試までの15~16年間の大学入試の変化を
より正確にまとめると、「推薦が増えた」 「一般入試が減った」
というのは、嘘ではないけれど正確ではなくて、より丁寧に言うと、
★総合型選抜(旧AO入試)が急激に増えた★
といえます。
まとめ:推薦入試(総合型選抜+学校推薦+指定校推薦)が50%を越えた!2024年度・大学入試!
| 2011年度 | 2024年度 | |
| 入学者総数 | 599407人(100%) | 613453人(100%) |
| 一般選抜(旧・一般入試) | 333722人(55.7%) | 291590人(47.5%) |
| 学校推薦型入試(指定校推薦を含む) | 210450人(35.1%) | 214549人(35%) |
| 総合型選抜(旧・AO入試) | 51895人(8.7%) | 98520人(16.1%) |
出典:文部科学省「令和6年度国公私立大学・入学者選抜実施状況の概要」他
2024年度の大学入試で推薦入試が過半数以上(一般選抜が半数割れ)が示すことは?
★総合型選抜(旧AO入試)が急激に増えた★
★学校型選抜は(実は)それほど変わっていない★

では、なぜ「総合型選抜(旧・AO入試)は増えているのか?
これは別の記事で。
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