推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)に傾向と対策ってあるのか?
あります。ですが、一般選抜(一般入試)よりもはるかに複雑になっていて、まあ、
情報戦ですね。
推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の傾向と対策とは?大学入試・大変革の時代!
かつて、昭和や平成の初期など、ほとんどが一般入試だった時代、
大学入試と言えば「傾向と対策」でした。要するに過去問対策です。
ですが、令和の現在、(2024年度以降)一般選抜による入学者が半数を
割り、「推薦の時代」が来ています。
推薦は3つに分かれます(下記に詳細な違いをまとめています)。
「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」と「指定校選抜(指定校推薦)」です。
この中で指定校推薦は、高校時代の評定平均で高校内で選抜されるかどうか
という形になりますので、それこそ高校ごとの傾向と対策はあるかもしれま
せんが、まあ、「通知表をよくする」以外の対策はほぼありません。
強いて言えば「自分より評定平均の高い生徒がいるかいないかを先生に教えて
もらう」といったくらいの対策(ずる?)でしょうか。
この記事では、「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の傾向と対策について
まとめてみました。
なお、このブログの「大学入試+推薦」関連の全ての記事に共通していますが、
「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」の持つ意味は、大学によって全く違います。
早慶のような最難関私大~MARCHくらいまでは、応募者も多く、本当に「選抜」
する事ができていますが、いわゆるFラン大学では、「年内に定員充足させる」
事が最優先ですので、実質そのための制度になっています。
ですから、正直フリーパスのような大学も多数あります。
ですので、ここでは、早慶~MARCHレベルを対象とした話とご理解ください。
(関連記事)
総合型選抜なら学力なくてもMARCH~早慶上智に行けるの?―総合型選抜・ぶっちゃけ話
まずは基本情報を整理
★「学校推薦型+指定校推薦」と「総合型選抜(旧・AO推薦)」の違い★
| 高校の成績 | 合格したら?受かったら? | 入試時期 | 合格発表 | |
| 総合型選抜(旧・AO入試) | 不要 | 併願可が多い | 9月頃~ | 11月~ |
| 学校推薦型選抜 | 必要(まれに不要) | 専願(進学前提) | 11月頃~ | 12月~ |
| 指定校選抜入試 | 必須 | 専願(進学前提) | 6月~10月 | 12月頃 |
共通している傾向と対策:英語力は必須+ぶっちゃけ高偏差値高校・中高一貫校は有利
「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」はどちらも自分をアピールする
推薦方式です。大学側に、
「いかに自分は貴学で学びたくて、それに見合うだけのものをもっているか」
という事を示さないといけません。
一方、大学側は、
「優れた学生を年内に早く取りたい」
「学部・学科にマッチした人材を取りたい」
「ダメなやつは取りたくない」
という思惑・傾向を持っています。
とすると、対策は、
★能力を示すもの(武器)を持つ★
事が必要ですよね?
その最も分かりやすい例が、
■英検2級や英検準1級の資格■
です。
一般選抜でも、推薦入試でも、日本の大学入試は英語偏重
です。
ですので、英語資格(英検2級、英検準1級)を持っているとそれだけで
かなり戦えます。
また、これは言っても詮無きことですが、ぶっちゃけ、
★高偏差値の高校・中高一貫校は有利です★
選ぶのは大学のAO(アドミッションオフィス)での書類選考や、最終的な
面接では大学の教授です。
彼・彼女らは、大学しか知らない人も多数いるので、これもぶっちゃけ、
「偏差値偏重」的な考えの人が多数います。
(学術出版社の編集者時代、首都圏の有名大学はほとんど全て、地方の旧帝大
なども多数の大学教授と仕事をしましたので、よ~~~~~~く知っています。
そのつながりで、国公立大学、早慶上智~MARCHの多数の教員に「推薦の現状」
について話を聞きました)。
それに、それこそ、大学と違い、学力一発のペーパーテストがほとんどの
中学入試や高校入試で、高偏差値の学校に入っているという事実は、その人の
実力の裏書としては、かなり信頼度がありますからね。
以上の二点
・英語資格(英検2級、英検準1級)
・高偏差値の学校出身
は、推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の傾向と対策として、
基本になります。
まあ、英語力は鍛えられても、出身中高は、高校生からは変えられません
が‥‥‥。
推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の傾向と対策は大学・学部で全然違う!
・英語資格(英検2級、英検準1級)
・高偏差値の学校出身
この二点が、推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の傾向と対策として
基本になりますと書きましたが、この二点は、ほぼすべての大学・学部の
推薦で「共通」した対策・武器です。
が、しかし、推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の傾向というのは、
解像度を上げると、
★その大学・学部と受験生本人とのマッチング★
です。
例えば、同じ人物でも、早慶の総合型選抜で違う評価になる事が
おおいにあり得ます。
A君が、
「得意な英語を活かして(英検準1級としましょう)、日本文化を海外に広めたい」
というプレゼンを総合型選抜でしたとします。
早稲田の国際教養学部の総合型選抜であれば、プラスに働く内容かもしれません。
が、これが慶應の法学部の総合型選抜(FIT入試)ならばどうでしょう?
これは、逆に、
「そもそも法学部向きの話じゃないよね?」
「それならどうみても早稲田の国際教養学部じゃない?」
という反論が想像できます。
また、例えば、同じ高校出身で、同じような英語資格を持っている2人が
いたとします。
A君「俺、コミュ力高いから、面接で!」
Bさん「私は、コツコツ英語を勉強するのは好きだけど、教授と面接とか無理かも」
もちろん、これだけで決まるわけではないですが、このような二人が、早稲田の国際教養と
慶應の法学部のFIT入試を受けるなら、どちらが対策として良いか?
A君→慶應の法学部の総合型選抜(FIT入試)
Bさん→早稲田国際教養学部の総合型選抜
なぜか?
慶應の法学部の総合型選抜(FIT入試)には面接があるけれど、
早稲田国際教養学部の総合型選抜には面接がないからです。
つまり、総合型選抜は、
★受けたい大学の学部・学科に合わせた対策が必須★
なのです。
この点が、一般選抜との最大の違いかもしれません。
一般選抜であれば、極論を言えば、英語や数学で、1万人を集めて同じ
授業を受けてもらい、同じように教えられても効果はあるかもしれません。
でも、推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)は個別の対応が必須です。
★受けたい大学の学部・学科に合わせた対策が必須★
というのももちろんですが、そもそも、
★自分がどのような興味を持っているのか→どの大学の学部・学科に適しているのか★
という傾向と対策がスタート地点です。
早稲田ならどこでも良い!
慶應ボーイになれればいいんだ!
というタイプには正直向かない入試制度です。
できたばかりのAO入試の頃であれば、
「こういうやり方で大学のセンセをコロッとだまして」
みたいな方法を謳う塾もあり、実際そういった小手先のやり方で
沢山の合格者が出ていました。
ただし、2026年度入試を控えた現在、それは通じません。
正直、大きい予備校で総合型選抜を対策するのは現実的ではないと私は
思います。1対1で対応しないと、総合型選抜はほぼ意味がないからです。
全員に共通して当てはまる対策は、それこそ「英語力をつけましょう」
くらいしかないですからね。
大人数を1つの教室に集めて~~~というタイプの授業が基本的には成り立ち
ません。まあ、同じ大学の同じ学部を志望する高校生を30人とか集められるなら
別ですが、それはまあ難しいでしょうね。昔の一般入試みたいに学部の合格者が
1000人とかではないですからね…。
それに、
【個々人の強みと大学・学部とのマッチングが大事】
になるので、その点でも集団授業形式の対策は非現実的です。
共通的な対策である、「英語」や「高偏差値高校出身(これは対策できませんが…)」
はもちろん使えますが、その上で、
「自分を掘り下げる事」
「その自分に適した大学・学部・学科はどこなのかを探す事」
これが推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)に傾向と対策のスタート地点と
なります。
まとめ
以上、
推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の傾向と対策とは?大学入試・大変革の時代!
でした。
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