「総合型選抜」、何からどう始めれば良いのか分かりませんよね?
この記事では、総合型選抜の始め方を教えます。
「総合型選抜?はて?」という方はこちらの記事を先にどうぞ。
↓ ↓
総合型選抜の基本のキ(2021年度から名称変更):大学入試・推薦の時代
先に結論を。
★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1(自分の強み)を2(AP)に合わせる
4 3を練り上げる
ステップは4つですが、0ステップとして英語があるのは、何をやるにしても、
日本の大学入試は英語が圧倒的に大事だからです。
英語は大学入試の読み書きそろばんとお考えください。
0 英語力を徹底して上げておく
繰り返します。
0ステップとして英語があるのは、何をやるにしても、
日本の大学入試は英語が圧倒的に大事だからです。
英語は大学入試の読み書きそろばんとお考えください。
理系でも文系でも、私立でも国公立でも、一般選抜でも推薦(総合型選抜、
学校型選抜)でも、日本の大学入試は英語偏重です。
ですから、英語ができると圧倒的に有利です。逆に、英語が全然できないと、
かなり不利です。
私が、「英語+総合型選抜」をブログのメインにしているのはその辺りの含意も
あります。
では、具体的に、「総合型選抜にはどの程度の英語力があると有利なのか?」
ですが、それは大学によって違います。
そもそも、総合型選抜を何のためにやっているのか?は大学によって全然違います。
理念:「多様な人材が欲しい」「頭でっかちなだけの子はいらない」
現実:「年内に学生(授業料・入学金)確保!」「少子化ヤバイ!」
これの度合いが、大学によって違うわけですね。
地方の無名な私立大学では、ほぼほぼ(実質)ノー試験で「総合型選抜」により
年内に全ての学生が埋まる大学もあるとの事です。
逆に、
「東北大学が2050年までに、入学者をすべて総合型選抜にする」
と発表していますが、こういった、難関大学+国立大学(しかも旧帝大)にとっての
「推薦入試」は全く別物と考えた方が良いでしょう。
具体的に、「総合型選抜にはどの程度の英語力があると有利なのか?」(基準は英検)
| 大学群 | 総合型選抜に有利になる英語力 |
| 早慶上智(上位の国公立) | 英検準1級以上(2級では有利にはならない) |
| MARCH(地方の旧帝以外の国公立) | 英検2級~英検準1級:準1級あると相当強い |
| 日東駒専 | 英検2級があるとかなり有利 |
| Fラン大学 | そもそもほとんど不要:英検2級あるとほぼ合格? |
もちろん、それぞれの大学の学部やその他によって、変動はいろいろと
ありますが、大枠こんな感じです。
総合型選抜の英語力の基準としては英検2級を持っているか?
が大事になります。
総合型選抜が始まる高校3年の秋までに英検2級があると、色々な場面で使えます。
また、上位国公立や早慶でも、英検準1級があると、これはかなり有利になります。
ですので、まずは
「英検2級を高校2年生までにとる」
これを一つの基準にするべきでしょう。
ただし、すでに書いたように、英語力(ここでは英検を基準にしました)は
「ステップ0:基本」です。あって当然くらいに考えてください。
特に多くの方が希望する、MARCH以上の総合型選抜では、英検2級は、まさに
持っていて当然の資格になりつつあります。
いずれにせよ、
日本の大学入試は英語が圧倒的に大事です。
英語は大学入試の読み書きそろばんとお考えください。
★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1(自分の強み)を2(AP)に合わせる
4 3を練り上げる
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・ 学部によって微修正できるように
総合型選抜はそもそもが「自己推薦」的なものです。
ですから、いかに
★自分はこの大学(学部まで絞る必要あり)で学びたいか?
★自分はこの学部で学ぶに値するか?:資格や実績等
★自分はこの学部で学ぶためにこういった事を積み上げてきた
といった自己アピールを盛りに盛って行う必要があります。
そういった意味では、「総合型選抜で大学合格を目指す」と決めたら、次のステップは、
自己分析とも言えます。
ただし、本当に自己分析をするというよりは、受かりたい大学・学部に合わせて
自分を演出すると言ってしまった方が近いでしょう。
その際に、大学・学部に選ばれるためには、「自分の強み」がハッキリしている必要が
あります。限られた人数の中に入らないといけないわけですからね。
・自己分析:大学・学部の選定へ
・自分の強みをまとめる
この二点が総合型選抜のスタート地点です。
また、大学・学部によって「求める人材像」は微妙に違いますので、その辺りに合わせた
微修正もしていく必要があります。
ん?高校生だけでできるのか?ですか?
はい、中学受験を小学生ひとりではほぼできない(不可能と言っていいでしょう)のと
同じで、高校生一人では、総合型選抜の細かな違いを分析し、適切な対応をしてと
いった事はかなり難しいと思います(不可能とは言いませんが)。
親やプロデューサー(編集者的な)の手助けが必須です。
いずれにせよ、
・自己分析:大学・学部の選定へ
・自分の強みをまとめる
この二点が総合型選抜のスタート地点です。
では、それをいつ頃から始めれば良いのか?
総合型選抜の準備は早ければ早いほどいいです。
具体的には、高2の4月には始めておきたいですね。
もちろん、何か具体的な強みや興味があり、それに没頭していたと
いった、ある種理想的なケースであれば、やや極端ですが、高3の夏休みから
準備をしても早慶の総合型に受かるという事もあり得ますが、あくまでも
レアケースです。まあ、例えば、高3で甲子園に出場して、かつ英検準1級を
もっているとかですが、ほとんどの子はそうではないですよね?
★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1(自分の強み)を2(AP)に合わせる
4 3を練り上げる
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
「アドミッション・ポリシー(Admissions Policy)」とは、
**大学や学部が「どのような学生に入学してほしいか」
「どんな能力や意欲を持つ学生を求めているか」
を具体的に示した方針(入学者受入れの方針)**です。
総合型選抜がめんどくさい・難しいのは、アドミッションポリシーが
大学によって違う、しかも学部によっても違う、つまり、大学・学部で個々に
対応しないといけない点です。
これが一般選抜であれば、「1877年:西南戦争」はどこの大学・学部でも同じ
です。ですが、アドミッション・ポリシーはそれぞれの大学・学部・学科で
それぞれ違います。
ですから、希望する大学(総合型選抜は学部や学科単位で応募するのがほとんど
ですので、厳密に言うと、
希望する大学の希望する学部)の
「アドミッション・ポリシー(Admissions Policy)」を吟味する
事が次のステップとしては必須です。
★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1(自分の強み)を2(AP)に合わせる
4 3を練り上げる
3 1(自分の強み)を2(AP)に合わせる
次のステップは、
★自己分析・自分の強みを希望する大学・学部のアドミッションポリシーに合わせる★
事です。
例えば、法政大学文学部地理学科では、アドミッションポリシーとして
「地図を眺めていると時間を忘れてしまう人、3度の飯より地理が好きだという人」
を求めていると明記されています。
この学部・学科に、「数学オリンピック金メダル!」や「卓球の高校総体でベスト8!」
という実績を引っ提げて応募しても、少なくとも、ぴったりとマッチはしませんよね?
ですから、
★自己分析・自分の強みを希望する大学・学部のアドミッションポリシーに合わせる★
が必要になります。
もっと言ってしまえば、
自分が行きたい大学・学部があるなら、そこの
AP(アドミッション・ポリシー)に自分を合わせる
事も必要です。
いわば、自己演出・自己PRです。
なんかもう完全に就職活動ですね…。
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1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
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3 1を2に合わせる
という事の意味はお分かりいただけたかと思います。
自分が希望する大学の学部にマッチした高校生である事を意識的に示していく
作業ですね。
★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1(自分の強み)を2(AP)に合わせる
4 3を練り上げる
4 3を練り上げる
ここまで、
★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1を2に合わせる
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と話をしてきました。
2026年現在、総合型選抜は戦国時代です。
多くの人が希望する難関大学(例えば、早慶やMARCH)では、競争も激しいです。
上記したような、自己分析やアドミッションポリシーを精緻に調べる事などは、
多くの高校生が、親は当然として、塾や家庭教師(私のようなプロの編集者も含む)
などを利用して当たり前のようにやっています。
一般選抜でも同じですが、ここからのもう一歩が合否を分けます。
最終段階で大事な4つ目のステップは、
★4 3を練り上げる★
です。
この場面では、正直、専門家の手を借りる事をおすすめします。
(私も依頼されてよくやっています。もしご興味あれば、
上記「問い合わせ」から何らかの不具合で送れない場合はメールでも対応可能です。
kybkhappy#gmail.com
(#を@に変えてください)
**最近、双方で「迷惑メール」に振り分けられてしまい、しばらく気づかない事例が
頻発しています**
LINE(ライン)でのやり取りも可能ですので、
下記からご連絡頂ければスムーズです。「武蔵野さんですか?」と聞いて
頂けると混乱がなくありがたいです。
https://line.me/ti/p/2J8jtxAzmy

★総合型選抜の始め方:4ステップ(高2の4月には始めたい)★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAP(アドミッション・ポリシー)を吟味
3 1を2に合わせる
4 3を練り上げる
まとめ
「総合型選抜」は完全に情報戦になっています。
いかに、適切な情報を過不足なく入手し、それに合わせて、
自己PRを練り上げるのか我勝負です。
もちろん、「ステップ0」としての英語力を上げられるだけ上げておくことは
大前提です。
★総合型選抜の始め方:4ステップ★
0 英語力を徹底して上げておく
1 自分の強みを整理・まとめる:大学・
2 希望する大学・学部のAPを吟味
3 1を2に合わせる
4 3を練り上げる
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